所属研究室とドイツのチュービンゲン大学日本学科との共同研究プロジェクトのシンポジウムが、チュービンゲン大学で開催されることになったので、6/16-6/23(帰国は24)にかけてドイツに行ってきました。

ドイツ(チュービンゲン)に到着して数日は、目が回るほど暑かったのですが、週の後半は比較的過ごしやすい天気が続きました。

 

シンポジウムは歴史ある建物やお城(!)の中で開催され、部屋に飾られているたくさんの肖像画が目を引きました。

発表内容も目白押しで、辞書・翻訳ツール・コーパスといった幅広い領域についての発表と議論がありました。私は、日本語イディオムのパターンに関する発表を少しだけしました。

今回は、特にユーザの属性や目線を意識した発表・質問も多かった気がします。同じ対象(例えば辞書)であっても目を付ける部分はそれぞれ違うので、まずは利用者の動き・使い方を丁寧に追う必要があります。ドイツ学生の発表で取り上げられていた、木村謹治の『和独大辞典』にしても、日本語話者(母語話者)の使い方とドイツ語話者(非母語話者)の使い方は、当然ながらどこか違いがありそうです。

ちなみに学生の発表の際、『和独大辞典』の見出し語のドメインについて質問したところ、次の日、語の簡易的な分類表(というより術語の凡例)を持ってきてくれました。「兵語」という大きい括りがあったり(やはり戦前だからでしょうか)、「演劇」や「音楽」はあっても「文学」がなかったり(ちなみに木村氏はドイツ文学も専門)、なぜか「庭球」という小括りがあったり(ドイツの学生は爆笑してました)、、興味深かったです。

美味しい手作り料理もあり、良い雰囲気の中でシンポジウムが終わりました。準備してくださったドイツ側のメンバーの方々には本当に感謝です。

 

あと研究とは別に、木曜日に私たちをガイドをしてくださった方がたまたま合気道をやっており、色々とお話をしました。チュービンゲンだけでも、道場がいくつもあるらしく、合気道以外にも日本の武道の普及には目を見張るものがあります。

しかも、日曜日の合気道講習会にお誘いいただきました。なんと、道着一式を貸してもらい、一緒に稽古することができました(本当にありがとうございました)。

普段私が稽古しているのとは少し違うスタイルでしたが、できるだけ自分のスタイルを持ち込まないで、先生の動きに目を凝らし、真似ることを心がけました(簡単にはクセは抜けませんでしたが…)。相手との無用な対立を回避するために視線にも気をつける、という点についても、普段なかなか目を向けていなかったので、色々と考えさせられました。

 

やはり、「目」の使い方が大事なのですね。
 
 

 

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